Zendesk API でチケットにカスタマー満足度評価をつける
こんばんは!新居で仕事部屋を貰えてハッピーな 筧 です。
はじめに
最近、Zendesk 関連の改善業務に取り組んでいます。 取り組んでいる改善業務の一つに、 カスタマー満足度評価(CSAT) の結果をトリガーに使うものがあるのですが、 テスト用に都度、GUI でチケット評価をするのが大変だったので、Zendesk API を使用してチケットを評価する方法を確認しました。
今回はこちらの方法をご紹介します。なお、以下を前提とします。
- カスタマー満足度評価を利用できるプランを利用
- カスタマー満足度評価を使うための設定が有効化済
上記の前提に不明点がありましたら カスタマー満足度評価(CSAT) を確認してください。
やってみた
情報整理
今回の API 実行時に必要となる情報を整理します。
{subdomain}
Zendesk sandbox 環境のサブドメインです。 自身の環境の確認方法は以下を参照ください。
どこで自分のZendeskのサブドメインを確認できますか? | Zendesk Support ヘルプ
{ticket_id}
テスト用チケットのチケット ID です。
{score}
満足評価をつけたい時は good , 不満足評価をつけたい時は bad を選択します。
{comment}
チケットのコメントです。 こちらはご自由にどうぞ。
{email_address}
テスト用のエンドユーザのメールアドレスです。 チケット起票時に使ったエンドユーザである必要があります。
{token}
作成した API トークンです。 API トークンの作成方法は以下を参照ください。
コマンド実行
コマンド実行前のテスト用チケットは下図の状態です。 ステータスは「解決済み」にしておいてください。
以下のコマンドの{}部分を、上記で整理した情報に置き換えて実行します。
curl https://{subdomain}.zendesk.com/api/v2/tickets/{ticket_id}/satisfaction_rating.json \ -X POST -d '{"satisfaction_rating": {"score": "{score}", "comment": "{comment}"}}' \ -v -u {email_address}/token:{token} -H "Content-Type: application/json"
参考:
Create a Satisfaction Rating | Zendesk developers
API token | Zendesk developers
無事、テスト用のチケットをチケット評価できました。
おわりに
いかがだったでしょうか。上記通りに進めればスムーズにできるかと思います。参考までに個人的に少しハマったとこを紹介しておきます。
- コマンドの {email adress} をエンドユーザのメールアドレスにしないとコマンドエラーが発生する
- チケットのステータスが「解決済み」でないとコマンドエラーが発生する
- {score}に、 good_with_comment を指定するとコマンドエラーが発生する
今後も引き続き、改善業務で得た知識をアウトプットしていきたいと思います。 それでは良い夜を!